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2025/02/05 11:16

PLANT BASED FOODとは?

PLANT BASED FOOD(プラントベースドフード)とは、植物由来の食材を中心にした食事スタイルを指します。これには、オーガニック食材を使用したVEGAN FOOD(ヴィーガンフード)、VEGETARIAN FOOD(ベジタリアンフード)、RAW FOOD(ローフード)、GLUTENFREE FOOD(グルテンフリーフード)など、さまざまな食事スタイルが含まれます。一般的に、動物性食品を一切含まないヴィーガンフードが代表的ですが、プラントベースは「植物性の食材を主軸にする」という柔軟なアプローチが特徴です。

今、世界中で注目されているこのライフスタイルは、環境への配慮と健康の追求の両立を重視しています。ヴィーガンという体質を持った私にとっては、健康や食事に対するアプローチとしてPLANT BASEDを選んだというよりも、経験や体感としてこれ以外の選択肢がなかったという感じです。


Scott Jurekという人

「人生はレースじゃない。ウルトラマラソンだってレースじゃない。そう見えるかもしれないけれど、実は違うんだ。ゴールラインはない。目標に向かって努力することは大切だけれど、一番大事なのはどうやってその目標に向かうかだ。最も重要なのは、今この瞬間の一歩、一歩を踏み出すことだ。」
— Scott Jurek『MY UNLIKELY JOURNEY TO ULTRAMARATHON GREATNESS』

私にとって、運命的な出会いから手にした『EAT & RUN』は、今でも時折読み返し、自分の記憶と対話する大切な本の一つです。日本語のサブタイトルは「100マイルを走る僕の旅」、英語のサブタイトルは「MY UNLIKELY JOURNEY TO ULTRAMARATHON GREATNESS」です。この本では、完全菜食主義者でありながら、超人レースと呼ばれる過酷なウルトラマラソンの王者として活躍したスコット・ジュレクが歩んできたランナーとしての葛藤や喜び、体感、そして彼が実際に作っていたレシピも紹介されています。

元々菜食主義ではなかったスコットが、パフォーマンス向上のためにヴィーガンを選んだ経緯は非常に興味深いものがあります。「ヴィーガン料理はエキサイティングで好奇心をそそられる!」という言葉が彼の捉え方を象徴しています。ヴィーガンフードには、植物が持つ本来の美しさや尊さがあり、創造力(CREATION)と想像力(IMAGINATION)を引き出してくれるクリエイティブな食事としての側面があります。

一方で、動物性食材には強い生命力やエネルギーが宿っており、それもまた人間だけでなく地球の生態系にとって欠かせない要素であることも事実です。食事は、自分との調和を築くものであり、今の自分にとって何が一番快適でシンクロする食材なのかを感覚的に理解することが重要だと感じます。


WORKOUTも食事もエンターテイメント

『EAT & RUN』は、自分を観察し、変化を受け入れ、次元やパフォーマンスを向上させることについて書かれています。スコットだけでなく、「楽しみながら自分を成長させるワークアウト」を日常的に取り入れている人々も、無意識のうちに心身の健康に興味を持っていることでしょう。栄養学的・科学的根拠から見ると、日常的に激しい有酸素運動や過度な筋力トレーニングを続けることは、癌や心臓疾患のリスクを伴うことがあります。特にランニングなどの有酸素運動を好む人々は、ドーパミンやアドレナリン過剰な傾向があり、無意識のうちに自律神経がアンバランスになることがあります。その結果、精神的にも肉体的にもダメージを受け病気を引き起こす危険性があるとも言えます。

しかし、また違った側面から見ると、好きなことを続けることでリラックス効果を得ることができ、それがセロトニンやドーパミンの分泌を促すこともあります。さらに、脳内が活性化しつつも情報を遮断することで余白ができ、アンチエイジングにつながることもあるのです。体に悪いからといってやめるのが簡単である一方、それによってストレスを抱えてしまうのでは意味がありません。だからこそ、ワークアウトを快適に楽しむためには、特に疲労した体を回復させるルーチンを身につけることが重要です。

海外では、PLANT BASED FOODとワークアウトの関係性が密接に結びついており、回復術(リカバリー)の重要性が強調されています。道具を手入れするように、体のメンテナンスも定期的に行うことが不可欠です。スコット・ジュレクに出会ったあの日から時が流れ、彼が今どのような回復術を実践しているのか、もし再び彼に会う機会があれば、ぜひその話を聞いてみたいと思います。